7月26日金曜日、カナモトホールと市民交流プラザを会場に、札幌市教育委員会が主催する市立高校プレゼンテーション・学校紹介2019が行われました。

 本校は市民交流プラザにおいて、市立札幌みなみの杜高等支援学校と連携して両校の生徒自身によるプレゼン発表を行いました。私もその様子を直接見ることができましたので簡単に紹介いたします。

 本校の生徒は、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の学習成果の発表と国際バカロレアの教育プログラムに位置付けて実施したパーソナル・プロジェクトの学習成果の発表を行いました。みなみの杜高等支援学校の生徒さんは、生徒の目から見た学校紹介や沖縄での見学旅行の体験成果の発表などを行いました。次の写真はそのときの様子を撮影したものです。

  

 今回のプレゼン発表を通じて私は二つのことを感じました。一つ目は、本校生徒の発表を直接目にして、第3回「校長カフェ」で触れたジェネリックスキルなどと呼ばれる、社会で活躍する力を身に付けることに取り組んできた子どもたちの「すがた」に感心させられたことです。どの発表も、自分の言葉で分かりやすく自信をもってプレゼンしており、「大人でもなかなかこのようにはできない」と感想をもらす方もおりました。これも課題探究的な学習の成果の「見える化」だと改めて感じたところです。

 二つ目は、本校生徒の発表とみなみの杜高等支援学校の生徒さんの発表が交互に行われたのですが、一連の統一感のある発表として見ることができたことです。ななみの杜高等支援学校の教頭先生にお話をお聞きしますと、本校と同様に教員の方から指示を出すのではなく、生徒のやりたいことをしっかり受け止めて支援することに徹していたとのことで、このあたりの考え方が同じだったことがそのように見えた一因であったように思います。思い返せば、みなみの杜高等支援学校の先生方は、その開校準備の段階から国際バカロレアの理念や教育プログラムはとても参考になるということで、毎年のように本校を会場として実施された国際バカロレアのワークショップに参加し理解を深めておられました。今回のような高等支援学校との連携にも国際バカロレアは一役買っているということを再認識する一日となりました。両校の発表者の皆さん、お疲れ様でした。

 本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。

令和元年(2019)年8月1日