8月21日(土)に、日本ユネスコ協会連盟が主催する「カンボジアオンラインスタディーツアー」が実施されました。本校からは英語部9名と2・3年生の有志4名が参加しました。全国から多数の応募があった中で、北海道から唯一本校が選出され、他に選出された14校の生徒と共に、現地カンボジアの方々とZoomで交流しました。

日本ユネスコ協会は、1989年から「ユネスコ世界寺子屋運動」を行っています。SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みのひとつとして、世界各地の貧困地域で「学ぶ場=寺子屋」を通して人材を育成し、自立した持続可能な社会づくりを応援しています。今回のスタディーツアーでは、世界各地にある寺子屋の中から、カンボジアにある寺子屋の様子と、学習者のご自宅を拝見させていただきました。

英語部では、10年ほど継続して書き損じハガキ回収運動に参加し、世界寺子屋運動を支援してきました。学校に行けない子ども、読み書きができない大人が学ぶ場を支援するための活動として取り組んできましたが、これまではどこか遠い国の出来事のようにも感じていました。今回のオンラインツアーに参加することで、目の前のカンボジアの子どもたちが、支援を受けながら前向きな姿勢で学び、夢を持って生きていることを実感し、活動の意義を再確認することができました。事後アンケートには、「世界の子どもたちにも目を向け、皆が平等に教育を受けられる世の中になるよう、小さな事でも協力していきたい」との声が聞かれました。同世代の子どもたちが学ぶ機会を確保するために、自分たちにできることは何か、部員一人ひとりの意識を高める貴重な経験となりました。

日本ユネスコ協会連盟HPでも、活動の様子がご覧いただけます。

https://www.unesco.or.jp/activitiesitem/terakoyaitem/10039/

https://youtu.be/i-74zwLu188