合格体験記・後輩へのメッセージ(2023年3月卒業生)
『参考にしてください』
名古屋大学 農学部 資源生物学科 フィールドサイエンス部
自分がどうして名古屋大学に合格したのか、自分の考えられる範囲で書きます。僕は元々は北大志望だったので、それについても参考にしてください。
•受験勉強前の状況
僕は小学校の時から本が好きで、元からかなり読解力があり、受験で点数を取るのに凄く役立ったと思います。具体的には、小中の時は週 4 冊くらい、高校生では週 2 冊ぐらい読んで い ました。ほぼ全て図書室で借りた本です。「一冊数千円の本が無料で読める」というのは高校生最大のメリットと言っても過言では無いです。高2ぐらいからは受験を意識してより科学系の本や文学的な小説を読んでいました。それ以外では YouTube で地理や生き物関係の動画をよく見ていました。学校の授業は良い先生に恵まれたこともあり、基本真面目に参加しました。
•受験勉強のモチベーション
東進の塾代で 40 万かかった、というのが最大の モチベーションでした。どこまで本気か分からないけど、親から「落ちたら大学行ってから自腹で払えよ」って言われて いたので 、自分でも北大落ちたら 40 万円出して貰う価値無いな、と思っていました。ただ、モチベーションはあっても勉強を習慣化出来ていないせいで誘惑に負けたことが多々ありました。YouTube や Twitter にスマホの機能で時間制限を付けたり、塾でやってしまうことが多かったので、塾にスマホを持っていかないようにしたりしました。それでも結構な時間スマホをしてしまったので、皆さんはスマホをどうにかして使えないよ うにした方が良いと思います。
•共通テスト対策について
参考書も買ったんですが、勉強時間が確保出来なくて全然やれませんでした。国語地理生物では本と YouTubeで得た知識が役に立ちました。過去問演習については東進のやつを全教科八年分と、学校でやらされる分で十分足りていて、 2 年生のときの同日体験模試の 534 点から本番で 721 点 素点 まで上げました。
•二次試験対策について
学校の数の授業が終わってから共通テストが終わるまでちゃんと数 の復習をしていなかったせいで、数で点数を取るのに苦戦しました。共テでは得意科目だった英語や生物でもあんまり点数が取れず、ニ次で六割弱くらい取れれば受かるところ本番二週間前の時点で、 5 割ぐらいでした。
•推薦について
自分は共通テスト利用を受けたので、そこで合の格者平均以上の点を取れたこと、部活の全国大会で賞をとった実績があったこと、志望理由書の中で大学に行ってからやりたいことをしっかりアピールできたこと、が大きいと思っています。
•その他
演習では分からないとこを暗記するのでは無く理解することを意識していました。理解しても結局忘れるけど、次理解するのが速くなります。
Don’t ever let anything get in the way of your destiny(浪人生)
北海道大学 法学部 生徒会・スピーチ文芸部
◯志望校の決定について
まずはどの大学にするかではなく,何を学びたいか,将来何になりたいかを考えました。元々長年英語 を習っていたこともあり語学系の大学学部に行くか,予てから興味があった法律を学ぶために法学部に行くか悩んでいたのですが,大学進学のさらにその先を見据えて法学部を志望しました。そして,家庭や担任の先生などと相談し,国公立か私立か,道内か道外かなど,現実的な面での条件を徐々に絞っていき,最終的には自分が通い学びたいと思った北海道大学を志望しました。志望校選びは「まず大学ではなく,学部・学科から」だと思います。自分の将来を見据え,本当にやりたいことのできる志望校を選び,目指してください。
◯受験勉強について
2年生になった頃くらいから,それまでに習った範囲の知識で解ける志望校の過去問を軽く解いたりはしていましたが,本格的に共通テストや個別試験を意識した勉強を始めたのは2年生の終わり,3年生になる直前くらいからです。初めは,学校で授業が設けられておらず独学で勉強しなければならない科目があって困惑したり,限られた時間の中で7つもある受験科目にどう対処しようかと悩んだりもしましたが,教科書や一問一答などを使いとにかく基礎を身に付けることを意識した勉強を続けました。そして学校で購入したセンターの過去問や共通テストの予想問題集を解き,志望校の過去問演習を反復するなど,徐々に本番を意識した勉強に切り替えて行きました。
ちなみに,生徒会の活動は任期の関係で3年生の秋まで続けていました。部活と受験勉強の両立がなかなか思うようにいかないという声をよく耳にしますが,部活をやる日はそれに打ち込み,休みの日は勉強に専念するといったように部活動と受験勉強を完全に切り離して考えると良いと思います。実際に私もそうしていました。
◯最後に
現役時,北大に成績開示をしてみると,私は順位では1人,点数では1.8点差という僅差で不合格になっていました。個別試験で共通テストの失敗を取り返せると見込んで出願し,実際に数学では約9割の得点をできたのですが,結果的に合格まであとわずかに及ばずとても悔しい思いをしたことを覚えています。しかし,その悔しさをバネに浪人することを決め,今回北大法学部に合格することができました。特に国公立の大学を受験される方の多くは共通テストの点数をもって出願校を決定することになると思います。たとえ共通テストで思うように得点できなかったとしても,最後の個別試験まで絶対に諦めずにやり抜いてください。浪人は全ての試験と合格発表が終わってから決めることです。共通テストが終わった段階から浪人を意識しないでください。しかし,もし仮に最後までやり抜いた結果,すぐには結果に表れなかったとしても,きっとその翌年には希望の進路が実現するはずです。私は,最後まで戦い続けるあなたを応援します。
「受験を振り返って」
北海道教育大学旭川校 教員養成課程社会科教育専攻 サッカー部
まず、少しずつでいいので自分の進路について真剣に考えてください。なんとなく大学を決めた人と、その大学に行きたい意志が強い人とでは、勉強の質やモチベーションがまったく異なります。
あくまで私個人の意見ですが、アドバイスできることは3つあり、1つ目は授業の受け方です。授業で話される内容を、取捨選択して聞いてください。また、ノートをとることよりも聞くことを優先し、頭の中で理解してからノートをとるようにしてください。これを意識すると、定着率が格段に上がります。授業時間を無駄にしないでください。
2つ目は家で勉強できるように練習をしておくことです。家で勉強できる集中力があれば当日も集中出来ると思いますし、自分のペースで勉強できるので、最高です。
3つ目は講習を積極的に受講し、友達と会うことです。主に、冬休みからの自主学習期間の話ですが、1人で勉強をしていると、どうしてもストレスが溜まります。そうすると勉強時間が減ったり、集中出来なくなったりします。講習では同じ志望校の人がどのくらい勉強しているのかを聞いたり友達との会話を通して、ストレス発散になったりモチベーションが上がります。
みなさん頑張ってください。
「推薦受験を考えている人へ」
北海道教育大学岩見沢校 スポーツ文化専攻 スポーツ・コーチング科学コース 女子バスケットボール部
総合型選抜を受験するにあたって大事なことをいくつか伝えたいと思います。一つ目は自分と向き合うことです。高校に入り自分の進路を本格的に考え見つめなおしたときに、自分としっかり向き合うことで今まで曖昧だった将来像を明確化することができました。その為、比較的早い段階で志望校を探すことができ、余裕をもって推薦準備に取り組むことができました。二つ目は先生や先輩などいろんな人から情報を得て、連携をとることです。推薦を考えている人は特にたくさんの人とのコミュニケーションを大切にしてほしいです。いろんな人と関わることで様々な意見、考え方を吸収し自分の知識が深まります。その為、志望理由書や面接のときに様々な視点から物事を述べることができるので必ず役に立ちます。実際に私は周りの方々との連携がなければ合格はできていなかったと思います。三つ目は藻岩高校が行っている行事や探究活動に楽しみながら真剣に取り組むことです。高校でしか経験できないこれらの活動は決して無駄にはなりません。特に探究活動は自分の興味のあることに取り組むことができ、必ず将来に役立ちます。今ある活動に積極的に取り組み、挑戦し、たくさんの経験を積み重ねてほしいなと思います。最後に、決して諦めないことです。総合型選抜は、指定校推薦と比べてリスクが高く、倍率も高いです。周りが受験勉強に取り組む中で推薦準備に時間を費やさなければなりません。その為、焦りと不安が芽生えますが、今自分がやるべきことを確実に進めていくことで必ず自信に繋がるので最後まで諦めずに自分を信じてやり遂げてほしいです。今皆さんは進路を決めていく中で不安な気持ちでいっぱいだと思います。不安なことは積極的に解決していくことが大切です。先生方や周りのみんなに頼ってみてください。ひたむきに頑張っている人に必ず向き合ってくれます。あなたは一人ではないです。多くの人から色んな意見をもらい、より洗練された対策をして頑張ってください。応援しています!
「合格体験記」
札幌市立大学 デザイン学部 写真部
私は一般入試の前期試験で札幌市立大学に入学しました。少しでも皆さんの参考になるように、勉強面と札幌市立大学の二次試験対策について話したいと思います。
まずは勉強面についてです。1,2年生のころの私は、定期考査以外はほぼ勉強していませんでした。しかし今思い返してみると、定期考査と学校の授業にしっかり取り組んでいたことが大学合格に繋がったと考えています。1、2年生の皆さんは、まずこの2つに力を入れると良いと思います。
次に札幌市立大の試験対策についてです。
札幌市立大学は共通テストが800点、二次試験のデザイン総合問題が200点、面接が100点の合計1100点で合否が決まります。ただ、共通テスト後の判定でA判定が出れば、そこからひっくり返ることはほぼ無いと思います。なぜなら藻岩生でA判定が出ていた生徒は、全員合格したからです。過去の先輩方でA判定が出ていたのに最終的には不合格になってしまった生徒が何人かいたようですが、二次試験で大きな失敗をしなければ、その可能性は低いと思います。したがって、市立大を志望する際に最も重点を置くべきは、やはり共通テストだと思います。面接とデザイン総合問題は、共通テストが終わってから準備し始めても十分間に合います。このことを踏まえた上で、二次試験対策について話します。
まず、面接についてです。私は、面接練習は合計8回行いました。そのうちの3回は、担任の先生と同じ市立大を志望する友人(2人)とともに練習しました。札幌市立大学の面接は10分と短いです。しかし、自分が言ったことに対してはより詳しく質問されることもあるので、考えを深めつつ自分の回答に一貫性をもたせるのが大事だと思います。私はこれまでに面接をしたことがなく不安が大きかったですが、先生方が親身になってご指導してくださったので、回数を重ねるうちに自然と上達していきました。あまり不安を抱かなくても、しっかり練習を積めば大丈夫です。
つぎに、デザイン総合問題についてです。札幌市立大学のオープンキャンパスに行けば、過去問題集がもらえます。その過去問をもとに同じ市立大志望の友人と予想問題をつくり、自宅で描いてきた解答(図と工夫点を600文字で書く)をみんなで講評し合いました。また、美術の先生にも講評していただき、上達していきました。これを毎日1,2枚のペースで描き続けたことが為になったと思います。
先生方や友達などに力を借りながら、最後まで頑張ってほしいです。応援しています!
大学受験を終えて
札幌医科大学 保健医療学部 作業療法学科 茶道部
私が大学受験を通して大切だと思ったことを、皆さんに共通して伝えたいこと、面接がある方に向けて私が実際に行っていたことの二つに分けて書こうと思います。
まず、どんな方にも私が伝えたいことは、目標を変えないことです。目標はこの大学に行く!ではなく、この研究がしたいや、この仕事に就きたい、これをやりたい、こういう人になりたいなどで設定するのが良いと思います。大学は目標を達成するための通過点として考えると、モチベーションや勉強に対しての意欲が上がりますし、大学に入った後が楽しくなると思います!もう一つ私が伝えたいことは、辛かったり苦しかったらやめていいです。ですが、目標は諦めないで下さい。目標を達成するための努力が辛すぎたり、出来なくて悲観に暮れて諦めるのではなく、違うアプローチや自分に出来ることを出来る範囲でやるというのが大切です。先生や友達に相談するというのもオススメします。
次に面接がある方に向けて私が実際に行っていたことは、大学のホームページを隅から隅まで読み込むということです。二次試験の対策として私は看予備の面接対策に行きました。担当してくれた先生と札医大の卒業生がどのような論文を書いたのか、先生の評価基準がテストなのか、実習・レポートなのか、先生方がどのような研究をし、論文を書いているのかも調べました。大学が求めている人物像やアドミッションポリシーも読み込みました。また、それに付随する自分の経験や考えを看予備の先生や学校の先生との対話で深めました。実際の面接で使わなかった事も多かったですが、無駄ではなかったと思います。
最後に、もし勉強のやる気が起きない場合は、自分の目標を誰か他の人に言ってください。友達でも先生でも家族でも近所の人でも、自分を応援してくれる人を作って下さい。そして、応援してくれる人の期待に応えようと頑張れば、自然と良い方向に進むと思います!
皆さんが自分の目標を達成出来ることを願っています。頑張って!
『後悔のない志望校選びを』
北海道医療センター附属看護専門学校
私の第一志望はこの学校ではなく他の看護大学でした。それでも今後悔せずにこの専門学校に通うことを喜べているのは第一志望校の良さだけでなく他の大学、専門学校それぞれのメリット、デメリットを理解できているからだと思います。
私の将来の夢は助産師になることです。助産師になるには、看護の資格を取ってから一年間助産師になるための勉強をします。
私にとって大学の良さは、専門的な技術だけでなく深く広く看護の勉強ができること。大卒と認定されることで専門学校出身よりも将来の収入が増えること。余裕をもって四年間で看護を学ぶので学生生活を楽しめることでした。それに比べて、私にとってこの専門学校の良さは、看護の資格が三年でとれるので助産師の資格を取った後でも四年後、多くの人と同じ時期に社会に出ることができること。この学校だと奨学金を借りる必要がないので将来返さなくていいことです。
もちろん第一志望校に進学するのが一番喜ばしいことだと思います。けれど、共通テストが終わって自己採点し、第一志望の学校に通うことができないかもしれないと思ったとき、この学校ならいけるから、と進学を決めるよりも、ここならこういう良さがあってこういうことができる、と理解している学校に願書を出す方が気持ちよく進路を決定することができると思います。
私は高校受験のときもずっと、目標を決めてもそこまで努力できなかったり、自分に負けてしまって気持ちが乗らないことが多かったです。ですが、自分の中で条件に合う学校をたくさん調べて興味ある学校の中で開催されたオープンキャンパスに行き、志望校を選んだから、今落ち込むことなく入学の用意をしていると思います。
まだ将来の夢が明確ではない人や行きたい学校が決まってない人も、道外道内、私立国公立、大学専門に関わらず早いうちにより多くの学校を調べておくことが、後悔のない学校に進学できるための方法だと思います。
次に私の共通テスト対策についてお話します。上に書いたように私の一番の反省点は努力し続けることができなかったことです。三年生になってからやる、夏休みからやる、明日からやると決めてそのまま努力し続けられる人もいますが、私にはできませんでした。これを読んでくれている皆さんの中にもきっと同じような経験がある方がいるのではないかと思います。私もそうだったので偉そうなことは言えませんが、ぜひ、今からやってみてください。受験勉強をたくさんして受験に不利になることはきっとありません。皆さんも後悔のない学校に進学できるように頑張ってください!
専門学校に進学する方へ
経専北海道どうぶつ専門学校 トリマー科
私は高校に入学した時から職業体験で見学させていただいたトリマーになりたいと考えていました。そのため専門学校に進むことは早くから決めていました。皆さんの中には私のように明確な夢が決まっている人よりもまだやりたいことが分からない人の方が多いと思います。先生方も言ってくださると思いますが、将来の夢が決まっていない人は大学に進学して就職先の幅を増やすのが良いと思います。
私は高校一年生の時からこの学校を第一志望で考えていました。私がこの学校に進学を決めたのは、業界就職率の高さと、先生・生徒の雰囲気の良さ、道内で唯一カットの技法を全て学ぶことが出来る為です。進学する学校を決める際には、いろいろな学校のオープンキャンバスに積極的に参加して、学校の雰囲気や細かな説明を聞いてきた方が良いと思います。
出願方法は授業料免除があったため指定校推薦で出願しました。また特待生制度も挑戦しました。指定校推薦は書類選考、特待生制度は面接試験がありました。10月1日にWEB出願し無事合格した後、11月初め頃に面接練習の届出を提出しましたが定期テストや推薦入試の関係で先生方も忙しく、結局面接本番の1週間前から練習が始まりました。そのため届出は本番の日程から余裕を持って出すのがおすすめです。
私は四人一組のグループ面接で時間が20分だったため、回答に対して深掘りの質問が来ることはありませんでした。そのため自分の伝えたいことは一度の回答で全て伝え切ることを意識すると後で後悔しないのではないかなと思います。また他の参加者が話しているときの態度もとても重要になると思います。
専門学校に進学する人に限らず、努力の積み重ねと余裕を持って行動することはとても大事なことだと思います。三年という月日はあっという間に過ぎます。やりたい事が見つかったのに今まで勉強してなかったせいで諦める、なんて事がないように一日一日を悔いなく大事に過ごしてください。