合格体験記・後輩へのメッセージ(2022年3月卒業生)
受験を振り返って合格通知を手にするために
北海道大学 経済学部 男子バレーボール部
私が北海道大学に興味を持ったのは、小学校入学前のことでした。両親が総合博物館に連れて行ってくれて、そこで見た展示物や広大なキャンパスに憧れたのを覚えています。そして時を経て、本格的な受験勉強が始まる高2秋頃に第一志望を北大の経済学部に決めました。将来の選択肢が広く、経済学に興味があったからです。
同じ部活の先輩からの助言もあって、私は高1からスタディサプリの英文法の授業や、英単語だけは取り組んでいました。そして新型コロナの影響による休校期間にもスタサプ英文法や数学に力を入れて勉強していました。そのおかげで英語だけは高2が終わるまでにGMARCH・関関同立レベルの学力はついていました。苦手としていた数学は、高2の2月頃から部活の顧問の先生に個別添削を毎日昼休みにしてもらい数学力をつけていきました。先輩の助言や顧問の先生のサポートがあったおかげで受験勉強がスムーズに進んでくれたと思います。
高3の部活引退後は、いかに勉強を生活習慣の中に取り込むかを意識しました。高1の時から継続した通学中の勉強に加え、友達と1日最低10時間を目標に勉強したり、教務室前で同級生と毎日勉強するようにしたり、通学ルート上にある自習室に通ったりなどの工夫をしました。また、入試の配点の比率を考慮し、秋になるまでは二次試験対策を中心に勉強していました。すると11月の北大対策模試でA判定が出て、自信とモチベーションにつながりました。今思えば、この二次対策中心の勉強が合格につながったと思います。
共通テスト対策は11月の中頃から始めました。数学は難化が予想されていたので、英国と理社で90%以上、数学は最悪50%でいいように目標点を定めました。共通テスト本番ではこの戦略の通りリサーチでA判定をとることができました。
共通テスト後は翌日からすぐ二次試験対策を始め、添削指導を受けたことで二次試験への対応力を磨くことができ、自信をもって試験に臨めました。そして、無事に北海道大学経済学部に合格できました。
受験は、自己を客観的に分析し最適な方法で勉強し続ければ自然と結果が出ます。やった分だけ自信につながります。合格通知を手にする瞬間まで、受験勉強に燃えてください。
「2年間の大学受験生活」(浪人生)
北海道大学 経済学部
私は1年間の浪人生活を経て北海道大学経済学部に合格することができました。ここでは、まず私が2年間でどのような受験生活を送ってきたのかを時系列で書き、その後に皆さんに伝えたいことを一つだけ書こうと思います。
私は高校三年生(現役)の時、勉強以外にしたことが思い当たらないほど全力を尽くして大学受験に挑みました。しかし、合格者受験番号一覧の中に私の番号は無く、人生で初めて受験に失敗するという経験をしました。当時は1年間の自分の努力が全否定されたような気分となり、うつ病にかかるほど気持ちが沈んでいたことを覚えています。受験の失敗に加えて、私は私立大学を受験していなかったので、不合格となった日に、私が浪人生になることが決まりました。
私は3月に、予備校に通うことでかかる親への金銭的負担を考慮して、極力お金のかからない自宅浪人をし、さらに参考書代や受験料、模試代などは全て自分がアルバイトをしてお金を稼ぎ、それらに充てることに決めました。親や周りの友人からはアルバイトをせずに予備校に行くことを勧められましたが、自分ではなく親が、合格するかどうか分からない自分の受験に約100万円という大金を予備校費として払うことを考えると、どうしても予備校に通おうとは思いませんでした。
こうして、アルバイトと自宅での勉強を両立させた浪人生活が始まりました。
ここからは浪人期間について書こうと思います。
まず、4月から7月の中頃までの間、私はマクドナルドでアルバイトをし、その他の時間で勉強するという生活を送っていました。マクドナルドでのアルバイトはとても忙しく(スマイル下さいと言ってくる非常に迷惑な高校生がいたため)、アルバイト終わりの疲れきった状態で勉強するのはとても辛かったのを覚えています。それでも毎日勉強を続け、成績は少しずつですが上がっていきました。
しかし、7月の中頃、忙しいアルバイトと辛い勉強のために、統合失調症という精神病にかかってしまいました。この病気のために私は7月の中頃から7月の終わりまで、夜は全く眠ることができず、全ての人が自分に対して後ろ指を指しているように感じられ、幻想を見ることもしばしばありました。この病気が理由で、私はマクドナルドのアルバイトを辞め、7月中は精神科で処方された薬を飲んで、病気の治療と勉強をするという生活を送りました。
次に8月から9月の期間についてですが、私はこの期間に何をしていたのか全く覚えていません。何の音楽を聴いていたのかや、なんのバイトを始めてお金を稼いでいたのかさえ覚えていません。この空白の期間は恐らく、かなり辛く苦しい浪人生活を送っていたために、解離性健忘という記憶障害にかかっていたのだと思います。
次に、10月から11月の期間についてです。私は朝の6時から9時までローソンでアルバイトをし、残りの時間で勉強をするという生活を送っていました。夜型の勉強から朝型の勉強に切り替えることがアルバイトのおかげでできたので、この点は良かったと思います。
12月以降は、これまでにアルバイトで貯めたお金でこれからの受験の費用が全て賄えるようになったので、アルバイトを辞めて勉強1本に絞りました。毎日、どれだけやる気のない日でも身体を叩き起して机に向かい、1日15時間の勉強を続けました。1月の共通テストでは北海道大学のボーダーラインのC判定しかとることができませんでしたが、最後まで諦めず1日15時間勉強を2次試験まで毎日続けました。
その結果、第1志望だった北海道大学経済学部にC判定から逆転合格することができました。
ここまで長々と私の2年間の受験生活を書いてきましたが、この経験から皆さんに伝えたいことは1つです。
それは、浪人は極力しない方がいいということです。確かに、浪人をすることで私のように、現役の時に合格できなかった大学に通うことができるかもしれません。しかし、実際に浪人をして第1志望の大学に合格することができる人は一握りしかいません(私の周りでは、私以外に第1志望の大学に合格した人はいませんでした)。その上、予備校に通うことになると約100万円という大金がかかるし、自宅浪人をすると、人と話すことが無くなるため、私みたいに精神病にかかる可能性があります。
なので、皆さんは浪人をすることを視野に入れず(毎年、秋ぐらいになると浪人してもいいやと言って、勉強しない人達がいるから)、必死に現役合格できるように勉強に励んでください。入試の結果がどうであれ、高校生のうちに1年間必死に何かに対して努力することはきっと、お金では手に入れることのできない貴重な財産になると思います。本当です。アルバイトでお金を稼ぎながら勉強していた人が言うのですから。
「協力は強力」
北海道教育大学旭川校教員養成課程芸術・保健体育教育学科美術分野 女子バレーボール部
私は1年生の頃の文理選択で理系を選択しました。その理由は理系科目が苦手だからできる人たちと一緒になれば得意になるのでは?!と思ったからです。バカですよね。ですが私は後悔していません。その選択をしたことで2年生では様々な人と出会い、いろいろなことを学べました。定期テストが近づいてきたら友人に協力してもらい勉強三昧の1週間を過ごしたこともあります。でもこの勉強は”その場凌ぎ”にしかならず、3年生になって受験勉強をする時にとても苦労しました。私は受験勉強を本格的に始めたのは9月末からです。部活動は大体の人が高体連で引退すると思うのですが、私は最後に3年生が出れる秋の大会まで残りました。私が部活をしてる時間、他の3年生は受験勉強をしているためその時間の穴埋めをするのは大変だということは重々承知でした。この選択をするのもすごく悩んだのですが後悔はしてません。引退してからの勉強は、朝は8時前には必ず学校に行き数学の計算をメインにやる、放課後は毎日2年生の頃に出会った理系の友達のところへ通い苦手な数II・Bや化学基礎を教えてもらう、バスの時間では英単語、古文単語を、家に帰ってからは英語の長文を毎日読む、そして残りの時間で数学の復習や社会科目もやるというルーティンを作っていました。私が特に意識していたのは”わからないことがあったら必ず人に聞く”というのを徹底していました。誰かに聞くことは決して恥ずかしいことではないです。私なんて質問したところの説明を受けてる時、先生が怖くて涙目になったことがあるのですがめげずに何度も質問しに行きました(笑)なので、たくさんいろんな人に頼ってみてください。また、自己分析も大切です。自分は何が苦手で特にどの分野を勉強すべきか、というのを自覚するのが重要です。これらのことを意識し、たくさんの友人や先生方の協力のおかげで私は志望校に合格できました。みなさん、後悔しない選択をするためにも自分の進路についてたくさん向き合ってたくさん悩んでください。協力は強力です。みなさんの周りの友人は点数を競う”ライバル”であり、時に”師”でもあります。いろんな人の良いところを吸収し、自分のものにして合格を掴み取りましょう!もう一度言います。協力は強力なのです!
「学校推薦型選抜について」
北海道教育大学 札幌校 演劇部
推薦型選抜は決して楽な入試方法ではない。12月上旬に合否が決定することから、そのような印象を持つ人が多いのも仕方がないと思う。 ただし、指定校推薦に比べれば。公募制の学校推薦型選抜ははるかにリスクが高い。模試が多くなり、クラスメイトが着々と 受験勉強に取りかかる10月11月を、ほぼ推薦準備に費やさなければならないからだ。しかしもちろん、公募制学校推薦型選抜は合格を確約するものでもない。つまり、受験を早く終わらせたいが為だけでこの制度を利用するのは、あまりに浅はかということだ。
一方で、面接練習や自己推薦文を書く過程で、自身の進路と向き合うことが増え、何が したくてその大学を目指すのか、真剣に考えることができる貴重な機会であることもまた 事実である。限られた時間を、進路を見つめ直し、推薦受験をするということの重大さを 知っておいてほしい。
話は変わって日々の勉強についてだが、私は下手にたくさん参考書を買って手をつけるより、学校で配布されている教材で勉強すべきだと思う。と言うのも、誰もがわかるよう毎年工夫に工夫を重ね出版された教材で満足な勉強ができないはずがないと考えるためである。また、定期テスト用の勉強と模試・受験用の勉強を、極端に分けることもあまり 勧めない。あまりに定期テストに特化した藻岩生用の偏った問題ならともかく、基本的に 入試と定期 テストは同じ要領で臨むべきだと思うのだ。
参考書等の教材や教員にいくら不満があろうと、最後は自身が理解したかどうかで しか語られない。 合格を勝ち取るために、時間を、お金を、そして周囲の先生方といった人材をどう利用するか、 高校生の貴重なモラトリアムの時間を使って存分に迷い悩んで 欲しい。
いつ気づくか
陸上部 小樽商科大学 商学部
3年の6月に部活を引退してから、予備校に通い始めるのと同時に受験勉強に本腰を入れて取り組み始めました。2次試験本番まで毎日意識していたこととして、1日の終わりに今日はどうだったか、捗ったか、そして特に後悔はしていないか、ムダな行動はなかったかと振り返るようにしていました。もっと効率的に効果的に勉強できたなと反省することが多かったです。そんな中で今全体を振り返ってみて、どうしてもっと早く取り組まなかったのだろうかと、強く思います。先輩方の合格体験記を見たり経験談を聞いても、もっと早くやればよかったという言葉はもはや伝統のように見聞きします。そこで「いつ気づくか」というのは勉強に限らず、物事に取り組む中で非常に重要な点だと捉えています。実際私から見て一生懸命勉強しているのにそれ相応の結果が出ない人もいます。私自身部活では最後の大会で自分が出せる力を練習で精一杯発揮して取り組んだつもりでしたが、自己ベストを出すことができずに終わりました。自己ベストに届かない原因に気付かないまま引退したのは本当に悔しかったです。ですが、勉強に関して言えば絶対にいつか自分と志望校合格ラインの立ち位置に気付く日が来ます。その日が早いか遅いかは本人が意識するかしないかだと思います。早ければ早いほど、後の自分のためになります。大学進学に限らず、なんとなくでも目標があるのなら、そのための努力は惜しまないでください。気づいた時がチャンスです。
「推薦受験を考えている人へ」
高崎経済大学 経済学部 国際学科 サッカー部
私は学校推薦型選抜で高経大に無事合格しました。その裏には国公立大学の推薦ならではの苦労がありましたが、合格後に国公立推薦だからこそ良かったことも見つけることができました。一般入試に向けた勉強に関しては他の人の方が参考になると思うので、学校推薦型選抜で受験することを決めた人や迷っている人に参考にしていただければと思います。
私は将来公務員として、全ての人が社会的に住みやすいまちづくりを行うという目標を達成するために、高経大を志望しました。推薦は倍率が高く落ちる可能性が大きいので、受かったらラッキー程度に考えて出願しました。しかし一般入試に向けた勉強や推薦に必要な志望理由書の作成や小論文と記述英語の勉強、面接練習に追われ、苦手な社会や数学の勉強が疎かになってしまいました。また合格後、私も皆に負けないように、学校や塾の講習に参加し、英検準1級取得に向けた勉強を続けていますが、やはり一般組には敵いません。そのため志望する大学への意志が明確で推薦を1つの手段として見ることができる人以外は一般受験に全てを費やす方が賢明だと思います。
ここからは合格が決まった後に感じた推薦の利点について話します。まず、何かに縛られることのない5ヶ月程の時間が生まれるということです。私は一人暮らしや大学生活に向けた準備、テストに向けてではなく自分のやりたい勉強ができる貴重な時間となりました。また自分を見つめ直し推薦入試に臨むことで、将来就職活動に生かすことのできる自分の意見や自分自身をアピールする力を伸ばせます。さらに推薦で入ることで自分の実力以上の大学に入ることもでき、もし推薦で不合格でも一般入試で受け直すことも可能です。しかし勉強を疎かにすると推薦で落ちた時に一般で酷い結果になってしまうか、仮に大学に入れても入ってから苦労するでしょう。また推薦受験で得られると思っていた能力も本気で受験しなければ得られませんし、5ヶ月間の時間は怠けると無駄な時間となります。推薦入試にするかはこれを踏まえてよく考えてみてください。
ここまで読んでも推薦にしようと考えている人に最後に少しだけアドバイスしたいと思います。推薦といっても学校ごとに課される試験は違うので、私から言えるのは「より多くの人に頼るべき」ということです。推薦入試には正解がありません。友達や担任だけでなく教科担任、顧問、塾の先生方などできるだけ多くの人から色々な視点の話を聞くことで、より洗練された対策ができます。頑張ってください!!
受験を終えて
札幌市立大学 看護学部 合唱部
〇栄養学科への進学を決めた理由
弟が幼稚園の頃、突然食物アレルギーになり気管がふさがるほどの蕁麻疹が出た。そしてアレルギーがある事で、食への劣等感を持つ人が多いことを知った。また、アレルギーに対する理解を広めることは人々が安全に食生活を送ることが出来る一つの方法かと考えるよう になった。一方で私は大好きな子供たちと関わりのある仕事に就きたいとも考えていた。だ から食に障害のある子どももほかの子供と変わらず前向きに食を楽しめるような活動や場作りを行いたいと考え、最終的に管理栄養士の資格を持つ保育士として子供と関わる仕事に就くことが夢になった。
〇受験勉強について
志望先が具体的に見えた時はすでに高校 3 年の夏休みは終わっていた。また、合唱部の大 会を 9 月末に控えていたので部活メインの生活で、決意はしたものの受験生活からは遠い 状況であった。実質3か月程度が共通テストに向けた本気の受験モードだったのだ。しか も、国公立の受験も考えたため 7 科目もある勉強にどう対処するべきか途方に暮れた。し かしながら特に苦手な英語は克服したいと、夏頃から英検を取得するために英語の勉強だけはしていた。今思えば、極端な不得意科目が減ることになったことが合格の鍵であった。他 の教科についても先生に何度も質問に通った。初歩的なところから躓いたことを正直に伝 えた。どの先生もあきらめず親身になって教えてくださった。私はわからないところがどこかさえもわからない状態だったが、そこも一緒に考えてくださった。当たり前だが、理解できなくて悶々としていても先に進めないので、素直にわからないことを伝え相談することも必要なのだと痛感した。
〇面接練習と小論文
合格の要因は二次が大きかったと思う。志望理由書を作成するにあたって先生のお力を借り、自分の志望理由について深く掘り下げる作業を行った。私は最初大学の良いところ共感した ところばかり書き連ねたが先生との面接練習を重ねることで志望理由がはっきりし、何度 も志望理由書を見直し面接練習や小論文作成に取り組むことで、大学で何がしたいか、将来 どう活かしていくかを具体的にかつ簡潔に表現することを学んだ。また、大学を知る上で、 先生からの紹介で大学生活や進路ついて卒業生と話をする機会を設けていただいた。そのことで、大学ホームページやパンフレット以外の情報をより深く知ることが出来た。また進 学後の実際にかかるだろう生活費を含む費用の試算も先生がしてくださり、そういったことも進学先を決める材料となった。
〇最後に
恥ずかしながら、私は受験生としての期間が非常に短い生徒だった。だが、他の人と同じくらい本格的に早い時期から取り組んでいればという後悔が残っている。是非皆さんは後悔 がないよう早めに受験モードに入り頑張って欲しい。
『後悔のない志望校選びを』
北海道医療センター附属看護専門学校
私の第一志望はこの学校ではなく他の看護大学でした。それでも今後悔せずにこの専門学校に通うことを喜べているのは第一志望校の良さだけでなく他の大学、専門学校それぞれのメリット、デメリットを理解できているからだと思います。
私の将来の夢は助産師になることです。助産師になるには、看護の資格を取ってから一年間助産師になるための勉強をします。
私にとって大学の良さは、専門的な技術だけでなく深く広く看護の勉強ができること。大卒と認定されることで専門学校出身よりも将来の収入が増えること。余裕をもって四年間で看護を学ぶので学生生活を楽しめることでした。それに比べて、私にとってこの専門学校の良さは、看護の資格が三年でとれるので助産師の資格を取った後でも四年後、多くの人と同じ時期に社会に出ることができること。この学校だと奨学金を借りる必要がないので将来返さなくていいことです。
もちろん第一志望校に進学するのが一番喜ばしいことだと思います。けれど、共通テストが終わって自己採点し、第一志望の学校に通うことができないかもしれないと思ったとき、この学校ならいけるから、と進学を決めるよりも、ここならこういう良さがあってこういうことができる、と理解している学校に願書を出す方が気持ちよく進路を決定することができると思います。
私は高校受験のときもずっと、目標を決めてもそこまで努力できなかったり、自分に負けてしまって気持ちが乗らないことが多かったです。ですが、自分の中で条件に合う学校をたくさん調べて興味ある学校の中で開催されたオープンキャンパスに行き、志望校を選んだから、今落ち込むことなく入学の用意をしていると思います。
まだ将来の夢が明確ではない人や行きたい学校が決まってない人も、道外道内、私立国公立、大学専門に関わらず早いうちにより多くの学校を調べておくことが、後悔のない学校に進学できるための方法だと思います。
次に私の共通テスト対策についてお話します。上に書いたように私の一番の反省点は努力し続けることができなかったことです。三年生になってからやる、夏休みからやる、明日からやると決めてそのまま努力し続けられる人もいますが、私にはできませんでした。これを読んでくれている皆さんの中にもきっと同じような経験がある方がいるのではないかと思います。私もそうだったので偉そうなことは言えませんが、ぜひ、今からやってみてください。受験勉強をたくさんして受験に不利になることはきっとありません。皆さんも後悔のない学校に進学できるように頑張ってください!
「公務員就職を志望している方へ」
札幌市消防 野球部
【なぜ高卒か】
私は、高校入学した頃は「なんとなく」大学への進学を志望していましたが、その後「消防士になる」という夢・目標を見つけました。ここで出てきた問題が、大卒で消防士になるのか、それとも高卒で消防士になるのか。ですが、この考えが私を後押ししました。
『目標はすぐそこにあるのに、わざわざ遠回りをする必要があるのか?』
勿論、大学でしか学べないこと、出来ないこと、沢山あると思います。ですが、わざわざ多額なお金を払って大学へ行き、何を学ぼうとも、消防にはあまり役に立ちません(警察も同じ)。もし大卒区分で受験するとしても「救急救命士」という資格を持っていなければ、相手にしてもらえません。(資格を取得するのに膨大な時間が必要)
それとよく、『大卒の方が給料が高いから』と大学へ進学する人がいますが、それは行政系は当てはまりますが、警察・消防のような公安系は当てはまりません。これは、公安系は早く就職すればするほど、昇任して給料が上がるからです。
上記のことから、私は高卒で消防を目指すことを決めました。
このように、大学へ「なんとなく」進学し、自分の可能性を狭めていませんか?今一度考えてみてください。
【受験するにあたって】
まず、高卒で公務員に就職したいのであれば、覚悟を持って下さい。あなたの人生が決まる受験です。生半可な気持ちなのであれば大学へ進学することをお勧めします。
〈現役で合格するためにやるべきこと〉
▫ 公務員予備校に通う(自分は大原公務員専門学校高卒秋受験コースに通っていた)
▫ 学校の休み時間は暗記系の参考書を見る(政経、日本史、世界史、地理、思想)
▫ 部活に本気で打ち込む(面接で必ず役に立ちます)
▫ 普段からハキハキと喋る
▫ 予備校の先生、親に面接練習をしてもらう
▫ 毎日必ず新聞を読み、自分の考えを持っておく
▫ 受験先のあらゆる情報の収集
▫ 周りよりいち早く受験モードに入る
▫ 今すぐ勉強を始める
〈面接のコツ〉
▫ 意識は自分でなく相手へ
▫ 練習でひたすら反復
▫ 詰まりながらでもいいから自信をもって答える
▫ 質問の内容によって目力と声色を変える ex)厳しい訓練に耐える覚悟はありますか→強く言い切る
▫ 一人でぶつぶつ練習
▫ 面接官を笑わせたら勝ち
最後に
周りの多くが進学を志望する中、就職を志すのはとても大変なことです。ですが、先生方も最低限のサポートはしてくれますし、周りも応援してくれます。一人でやろうとせず、出来るだけ人に頼ってください。また、受験を無事終えたら次は応援してもらった分、周りを応援してください。授業も、就職組からすれば不必要ですが、周りのことを考えてなるべく参加してください。この文章が少しでも皆さんの役に立てば嬉しいです。皆さんの健闘を祈っています!