授業の方向性を考える会vol.4「これからの高校教育に求められるもの」を開催しました
「授業の方向性を考える会」とは2023年度から開催している任意の校内勉強会で、これまでにvol.1「良い授業とは」vol.2「授業実践共有会」vol.3「ブック&エデュケーショントーク」の計3回開催してきました。
そこで、今回はvol.4「これからの高校教育に求められるもの」を開催しました。
事前に、「これからの高校教育に求められるもの」というテーマで9名の先生方にA4・4ページで原稿を執筆していただきました。
1.変わることと変わらないこと ―新課程授業者としての雑感―(柴田浩昭先生)
2.国語力獲得のための指導段階について(髙橋三佳先生)
2.国語力獲得のための指導段階について(髙橋三佳先生)
3.育成すべき「コミュニケーション能力」とは何か―日本文化におけるコミュニケーションの視点から(野田貴洋先生)
4.養殖から発酵へ(長井翔先生)
4.養殖から発酵へ(長井翔先生)
5.目の前のひとりを大切にする(新ヶ江りえ先生)
6.人との繋がりにちょうど良いデザインを求めて(千葉建二先生)
7.学びの「振り返り」をリデザインする(佐々木佑季先生)
8.教育の目的を再考する ―「探究的な学び」とは―(對馬光揮先生)
9.「リアルな居場所」としての学校(菅原潤先生)
6.人との繋がりにちょうど良いデザインを求めて(千葉建二先生)
7.学びの「振り返り」をリデザインする(佐々木佑季先生)
8.教育の目的を再考する ―「探究的な学び」とは―(對馬光揮先生)
9.「リアルな居場所」としての学校(菅原潤先生)
勉強会当日は、参加者でこの原稿を用いたワークを行いました。
まずは、ChatGPTで各原稿を400字に要約した資料を配布し、勉強会の参加者に筆者を予想してもらいました。
次に、各原稿の共通点をChatGPTに質問したところ、以下の回答が得られました。
1.生徒の主体的な学びの促進
各文章は、生徒が自分で考え、探求し、主体的に学びを進めることの重要性を強調しています。教師はそのサポート役として、生徒の成長を支援する立場として描かれています。
2.教育の目的としての自己実現と社会貢献
教育は単に知識を教えることだけでなく、生徒が自己実現を果たし、社会に貢献できる人材を育てる過程として位置付けられています。これには、個々の興味や価値観を尊重することが含まれます。
3.多様性と個別最適化
各文章は、生徒一人一人の違いや多様性を尊重し、個別に最適な学びの環境を提供する重要性を強調しています。個別のペースに合わせた学びの重要性が述べられています。
4.教師の成長と変革
4.教師の成長と変革
教師自身が学び続け、自己を変革し続けることの重要性も共通のテーマです。教師の成長が生徒の成長にも繋がるという視点が多くの文章に見られます。
5.体験を通じた学び
5.体験を通じた学び
学びは単なる理論や知識の伝達ではなく、実際の体験や対面での交流を通じて深まるべきだという考えが強調されています。生徒同士の意見交換や実体験から得られる学びが重視されています。
そのうえで、「これからの高校教育に求められるものは何か」ということについて参加者で話し合っていきました。
2029年3月に藻岩高校は惜しまれつつも閉校することになりますが、閉校間際に働いている先生方はどのような思いで教育活動に携わり、そしてこれからの教育をどのように見据えているのか、そうした思いを共有する良い機会になったと思います。
なお、この原稿に野口浩史校長の「あとがき」を加え、『SUHARA』というタイトルをつけて雑誌形式にまとめましたので、ご興味があればご覧ください。
市立札幌藻岩高等学校 對馬光揮

登録日: 2025年1月16日 /
更新日: 2025年1月16日