市立札幌藻岩高等学校
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私たち二年生は、十二月十日から十三日まで京都、大阪、奈良の順に見学旅行に行きました。私は見学旅行中に二つのことを学びました。
一つ目は、当たり前のことは決して、当たり前ではないということです。見学旅行では普段では、二年生になれば自然と行けると考えてしまいます。しかし、コロナでそれすらも自然なことではないのです。私たちが当たり前に感じている日常は、特別なことなのかもしれません。
そして二つ目は、感謝を忘れてはいけない、ということです。見学旅行に行くというのは、たくさんの人が関わっています。両親、先生、空港やホテルで働いている方々やガイドさん、運転手さんやたくさんの人たちが様々な形で、見学旅行に行けるように、また、成功するように支えてくださっていました。その中の誰が欠けても、見学旅行は成り立ちません。そして、コロナにならないように気を付けてくれた、クラスの人、学年の人にも感謝を忘れてはいけません。
見学旅行では、もちろん歴史も学びましたが、人としても大切なことを学び、また一歩、成長できたと思います。(生徒会誌「藻燿」より)
私は正直に言うと見学旅行に行くことはとても不安だった。コロナが一時的に少なくなっているとはいえまた新たな株がでてきていたからである。他にも、私は関西へ行くのが初めてだったというのもあるだろう。しかし、しっかりとしたコロナ対策や友人のおかげか旅行中はそんな不安はふきとんでいた。不安がなくなるほど楽しかったのかもしれない。特に記憶に残っているのは、自主研修だ。
自主研修の場所は京都だった。私は和風のものや歴史、特に幕末が大好きだ。京都に行ったときには、絶対に行きたかった場所に班員のおかげで行くことができた。新撰組の屯所でもあった八木邸だ。そこで幕末のことを多く学ぶことができた。他にも二条城に行ったり、つまみ細工体験でかんざしなどをつくることができとても良い研修になったと思う。
今回の旅行で、あらためて自分が歴史が好きということを再確認することができた。将来どのような仕事につきたいのかが全く決まっていなかったが、そのことにより自分の目指す将来が少し形として見えてきたことがとても実りのある旅行だと思う。(生徒会誌「藻燿」より)
たった今、僕は空の上にいる。横には海のように広がる雲、前を向けば、おはようといわんばかりの太陽。そして、下には広大に広がる北の大地。てな感じで、清水寺に着いた。「なんて綺麗なんだ。これを求めていたんだ。」と思わず、心の中で叫んだ。気づいたらホテルにいた。ホテルの中は居心地がよく、いつまでもここにいたいと思わせるような設備で私の火照った心を静かに鎮めてくれた。私は魂が抜かれたように眠りにつきたかった。
二日目。この日は京都を巡った。すすきのでさえ、迷子になってしまう私が、京都で生きて帰れる訳がない。京都に骨を埋める。そう覚悟を決めていたのだが、あれよあれよとホテルの前についた。
三日目。ついに来た。USJだ。辺りを見ればそこには、夢が広がっていて、マリオ、ハリーポッター、ミニオン、その他諸々が私に飛び込んできた。私は二時間という時間をフライングダイナソーに投資した。もし株だったなら、黒字だったろう。私の興奮は冷めることを知らず、そのまま、朝日が出るまで―。
四日目。完璧寝不足。奈良にはシカと川沿に友達がいるガイドだけ。(生徒会誌「藻燿」より)
十月に予定されていた修学旅行はコロナウイルスの影響で延期となりましたが、十二月に無事行くことが出来ました。
三泊四日の旅だったのですが、一日目は清水寺へ行きました。山から見た夕日がとてもきれいでした。二日目は、京都自主研修でした。土曜日だったのでとても混雑していましたが、たくさんの歴史的建造物が見れました。私の班は、伏見稲荷大社へ行きました。千本鳥居は写真以上に美しかったです。三日目は、一日中USJにいました。並ぶのに時間がかかって大変でしたが、とても楽しかったです。四日目は、奈良公園へ行きました。どの鹿も人馴れしていて可愛かったです。鹿せんべいを買うとすぐに鹿達が集まってきて食べ尽くされてしまいました。その後東大寺を見学したのですが思ったよりも大きくて驚きました。
修学旅行が延期になった時は、行けるかどうか不安でしたが、無事に楽しい思い出が残せたので良かったです。(生徒会誌「藻燿」より)
今年度の修学旅行は異例なことが多かった。二年振りの見学旅行であるということで、印象に残った先生方も多いのではないだろうか。また、新型コロナウイルス感染症による影響の他にも、八クラス三百十六人という大人数で見学旅行に行くことも今年で最後だ。もともとの予定とずれたり、旅行に行く直前まで本当に行けるかどうか分からない旅だった。だが、感染症が収まり始めている時だったため、無事に行って様々なことを学ぶことができた。四日間天候にも恵まれ、見学旅行を楽しむことができた。
私が今回の見学旅行で記憶に残ったことは清水寺で見た夕日と稲荷山から見た京都の街の景色だ。清水寺で見た夕日はとても赤く、散り際の紅葉と相まって非常に幻想的だった。また、稲荷神社の千本鳥居を超えて稲荷山の中腹から見た京都の景色も息を呑むほど美しかった。
今回の見学旅行はたくさんの方にお世話になった.。一度延期になったにも関わらずこの旅行を計画して下さった旅行代理店の方々や、日程調整など様々なことにご尽力いただいた先生方、その他携わっていただいた方々に感謝したい。(生徒会誌「藻燿」より)
新型コロナウイルス感染症の影響もあり修学旅行は延期されていたが、感染拡大がおちついたことによりなんとか行くことができた。昨年の修学旅行が延期の末に中止になったこともあったので、今年も中止になるのではないかという不安もあった。中止にならずにすんだことは、陰で多くの方が努力してくれたことによる奇跡なので感謝しなければならない。
三泊四日と活動は縮小されてしまったが、それでも十分に楽しむことができた。どの日も十分に濃い内容だったが、その中でも特に二日目と三日目は鮮明に記憶に残っている。
二日目の自主研修では、嵐山に行ったり、五重塔を見に行ったり様々な京都の名称を見たり、名物を食べたりした。その中でも渡月橋の思わず声が出そうになるあの絶景は忘れられない。
そして三日目には、人生で初めてのUSJに行くことができた。規模の大きさ、人の多さなど入ってから驚きの連続だった。
延期や活動範囲の縮小など色々あったが、最終的には高校生活で一番の思い出を作ることができた。(生徒会誌「藻燿」より)
中止
台風のためニヶ月ほど延期になり正直とても気が落ちたがここまで頑張ってきて良かった。ディズニーシーでは人生初めてのジェットコースターを経験してスリルと楽しさを味わうことができた。現実とはかけ離れた世界を歩き回りとても楽しかった。また、全日程私服ということもあり、普段の格好と違う友達と過ごせて新鮮だった。三日目の奈良公園では鹿と触れ合い、ガイドさんの説明を聞きながら奈良公園を回った。歴史的な建造物も問近で見ることができて嬉しかった。四日目の自主研修では自分の班は大阪に行った。有名なグリコの看板や道頓堀で食べ歩きなどをして大阪を満喫した。周りから聞こえてくる大阪弁も面白かった。最終日は清水寺見学だった。恋みくじを引いたり、友達と記念に写真を撮ったりした。長いと思っていた四泊五日はあっという間だった。でも、たくさんの思い出を作ることができた。中止になってから急いで計画を立ててくださった先生方、お金を出してくれた両親にはとても感謝している。この感謝の気持ちを忘れずに一年後に控える大学受験に向けて、充実した学校生活を送っていきたい。(生徒会誌「藻燿」より)
私たちの修学旅行は本来十月に行く予定でした。しかし、不運なことに台風が直撃しまさかの中止となりました。学年の誰もが絶望したことでしょう。しかしこの瞬問に学年の先生方がなんとかして延期にしようと動き出してくれたようです。修学旅行の代わりに通常授業が始まったときは、グレてやろうと思っていましたが、今ではとても感謝しています。そんなたくさんの方々の働きかけのおかげで行けることになった修学旅行では、たくさんの事がありました。一日目と四日目は、東京と関西で班ごとの自主研修でした。各々で行きたいところへ行き、思う存分満喫していたと思います。二日目はディズニーリゾートに行きました。この日は他のクラスの人とも行動できて、みんな楽しんでいたと思います。先生方も見かけましたが、アトラクションは乗ったのでしょうか。三日目は移動日でクラス単位で行動する日でした。みんな鹿にびびりすぎだと思いました。最終日は清水寺へ行きました。前日に失敗をして、怒られている人もいましたが、みんな最後の京都を目に焼きつけていました。この旅行は感謝することが多く良い思い出になりました。(生徒会誌「藻燿」より)
私は、見学旅行を通して「計画性の大切さ」を学びました。私は、自主研修を十人で行動したのですが、十人がそれぞれ行きたい場所があり、あまり事前に計画を立てずに本番の自主研修を迎えてしまいました。そうすると、全員が目的地の行き方を知らず、その場その場で行き方を確認したりしてしまい、大幅に時間を失ってしまいました。もし、私たちが事前に計画を練っていたら、ぐだぐだにならずに済み、もっとたくさん観光できたと思います。計画性の大切さを身に染みて感じさせられました。しかし、自主研修では、誰一人バラバラに行動せず、さらに仲を深めることができたので、その点は良かったです。
この「計画性の大切さ」は、今後の受験勉強にも言えることです。しっかりどの勉強をどのくらいやるかを事前に計画を立てて勉強することで、より質の高い勉強ができると思うので、今回の見学旅行の反省を活かして、これからの一年間行動していきたいです。 (生徒会誌「藻燿」より)
私たちが楽しみにしてきた見学旅行の中止が決まってからニヶ月後、奇跡的に無事出発することができました。一日目の東京自主研修は本当に東京の人たちがすごく多くて移動が大変でした。私は今流行の韓国フードがたくさんある新大久保に行き食べたかったものが全て食べれたので充分満喫できました。二日目のディズニーリゾート研修では十二月に行ったからこそ見れた大きなクリスマスツリーや、装飾があり水上ショーも見ることができてみんな存分に楽しんでいる様子でした。最終日の清水寺では、お店がたくさんあったので いっぱいお土産が選べたと思います。ここでの研修はクラス内の班でした。私たちの班はみんなでサングラスを買ってつけて歩いてたくさん写真も撮れたし、クラス内の交流も増えて仲が深まったと思うので残りのクラス生活も楽しく過ごせそうです。台風のせいで行けなくなっていた私たちの見学旅行ですが、中止に決まった直後から行動して行く方法を考えて下さっていた先生方をはじめ、旅行会社の方々たくさんの皆様のおかげで楽しい思い出を作ることができました。本当にありがとうございました。 (生徒会誌「藻燿」より)
私たち四十六期の修学旅行は十二月に行われた。台風の影響で十月の予定が延期になったためだ。十二月の旅行の結団式では「君たちの修学旅行はある意味奇跡だ」という話があったが、実際に五日間を過ごしてみると、そう感じさせられる状況に直面することは無かった。これは、単に私たちが楽しみすぎて気がつけなかったという事ではなく、先生方や旅行会社、ホテル、食事場所、バス、訪問場所等々たくさんの方々がいかに私たちに十月の予定当初の形のまま旅行をできるかという点において数え切れない努力をして下さったからであると思った。その上で私たちは楽しむことができたし、無事に高校生活最大の行事を終えることができたのだ。
私は、四十六期は「延期」という言葉を聞く事が何かと多い災難な学年に感じられてしまうが、この修学旅行を経て、多くの方への感謝を感じ、そして学ぶことができたり、大小様々なイレギュラーにも強く打ち勝てる精神を他の期よりもよく学べていることが、いつかきっと自分の身になっていくのだと思う。
これからもこの強い精神を持った学年で頑張っていきたい。 (生徒会誌「藻燿」より)