東海大との高大連携授業である「友達のためのかぶりもの制作」を、

7月10日、17日、24日と3週間にわたって実施いたしました。
 
この授業では、2人1組となって相手のために
かぶりもの(頭部に身に付けるもの)」を制作し、発表を行います。
 
東海大学より中尾紀行教授に来校いただき、「かぶりものパーティに参加する
友達は少しパーティが不安」「友達の背中を押せるような」といった目的と、
実際に友達にインタビューした内容からデザインを考えます。
 
 
その後、考えたデザインをもとに制作するのですが、素材が紙や針金、不織布と
限られているため、素材に合わせてデザインを変更するなど試行錯誤が必要になります。
今、ビジネスなどの分野でも注目されているデザイン的思考が必要な内容で、
生徒たちも興味深く取り組んでいる姿が見られました。
 
 
発表では、実際にペアの生徒に「かぶりもの」を身に付けてもらい、
このデザインとなった理由や試行錯誤した過程などを発表しました。
短い期間での制作でしたが、どれも力作揃いで見応えのある発表でした。
 
いくつか作品を紹介いたします。
 
帽子の隙間から個性が溢れ出しているというデザインです。
黄色と黒のコントラストや、立方体と花のコントラストが効いていますね。
 
不織布で作られた黒い薔薇と、画用紙とスズランテープで作った蝶のついた
ヘッドドレスです。シンプルな中に可愛らしさとカッコよさがありますね。
 
メンダコをモチーフとした帽子です。画用紙で作ったとは思えないフォルムと
グルーガンで付けた縫い目がとても良いですね。
 
うさ耳のついたヘッドフォンです。耳が倒れてしまわないよう紙の曲げ方を
工夫しています。色合いもとても良いですね。
 
ピンクのカバです。紙でこの丸みのあるフォルムを作るのはとても難しいです。
よくぞここまで形にしました。