【さっぽろ探究 特別講義研究計画発表会825日(木)】

 まずは、北大・数理データサイエンス教育研究センターの行木孝夫教授による「特別講義」です。

 

「データサイエンスの必要性と政策の動向」

 

というタイトルで講義して頂きました。

2000年の有珠山噴火

 

 

 過去の観測データの蓄積から「こういうデータで噴火しなかったことはない」という専門家の言葉で、自治体が迅速に動き、人的被害を出しませんでした。

2016

 

深層学習と強化学習を組み合わせたAIAlphaGoが世界屈指の囲碁棋士を倒しました。

AlphaGo」の技術を発展させ、タンパク質の構造推定への挑戦が始まります。病気の根本原因解明や新薬開発につながる研究です。

 

囲碁からライフサイエンスに発展していったのです。

1990年代後半にインターネット・Web世界が発展。

 

目的のWebページに素早くたどり着くことを可能にした数学の理論です。「革新を起こすには幅広い教養が必要です」と行木先生。

デジタル社会の『読み・書き・そろばん』である『数理・データサイエンス・AIの基礎は、全ての人に必要な力です」

 

貴重な講義をありがとうございました。

 

 

続いて「さっぽろ探究計画発表会」を行いました。

発表時間は3分、質問・アドバイスが2分です。

温暖化とゴキブリ

札幌市10区の人口構成

 

スポーツのホームゲームと勝率

初雪予測

生徒から意見・質問

行木先生からアドバイス

北海道で人口増加している自治体

桜の開花予測

主食の変化

謝辞

 

 21の班が多岐にわたる研究テーマの計画を立て、発表しました。

行木先生からは「自分が高校生のとき、ここまでの発表ができたか分からないです。どの班も素晴らしかった。」と評価頂きました。各班に対してのアドバイスでは「こんな視点を加えると良くなります」「項目を広げすぎて結論にたどり着けるか心配です」「ここのデータの出所を明確にして下さい」「仮説の立て方に工夫が必要です」など具体的なアドバイスがありました。

今後の活動で結果がでるように頑張りましょう!

 

 

【今後の予定】

8月~10月:探究活動を行う

11月:ポスターづくり

12月:校内・校外での発表会(高評価の班は「探究チャレンジ北海道」に挑戦します)