学問研究ガイダンス(1・2年生対象)について

   

 今年度は平成29年10月27日(金曜日)6・7校時に実施しました。各大学から28名の先生方にご来校いただき、25講座を開設しました。今年度は3名の先生方合同によるフォーラム形式の講座も新たに実施することができました。講座の様子、生徒の感想を掲載いたしますので、ご覧ください。

 

 テーマ:「地域間格差と地方衰退への解決策」

 3大学がそろうとどうなるのかな?というのがとても最初は疑問に思っていました。1つの講義に対して、経済学と社会学の2つで考えるという全く違う考え方をするんだと、ビックリしました。今回の講義を聞いて、自分の行きたい学部を選ぶというのは、ひとつのものに対して、どのような視点から物事を考えるのか、自分はどのように学びたいのか、などを検討することによって決めていくのだ、ということが分かりました。自分は社会学について学びたいなと思いました。将来の目標である養護教諭になるために人間関係を詳しく知ってみたいなと思ったからです。今回道外大学の先生のお話を聞き、本州の大学でどのようなことを学べるのか感じ取ることができました。学部を決めるにあたってもいい経験になりました。また3人の先生方も皆さん個性的で、いろんな方言があったりして、そんなところからも魅力を感じました。道外の大学を視野に入れるということもよいことだなと考えさせられました。そして一番は、楽しんで講義を受けることができたことです。とても良かったです。

 

テーマ:工学の体験 ~電気エネルギーとその高度活用~

 今回の講義は僕にとって、普段あまり考えたことのないことを考えることができ、とても良かったです。例えば“文系と理系の違い”です。僕は今まで文系と理系の選択は教科の得意・不得意で自然と決まるものと考えていました。しかし、先生の考え方は違いました。「地球温暖化」を例に、エアコンなどを使う回数を減らして防ぐ方法とエアコン自体の効率を良くして防ぐ方法があります。1つ目の“生活スタイル”を改善するのが文系的な考え、2つ目の“エネルギー効率”を改善するのが理系的な考えで、たとえ数学が苦手でも理系的な考えの方で戦いたいならその道で頑張ればいいという話を聞いてとても驚きました。今までは「受験で使うから…」とか「こっちの方が得意だから…」という理由で「自分はどの考え方でやってみたい」ということは考えていませんでした。今回の話を聞いて、自分はどうしたいのか、もう少し考えた上での進路をより明確にしていきたいと思いました。