卒業生合格報告会を実施しました
今年・昨年の3月に卒業した卒業生をお招きして、先輩達の受験勉強の経験や体験を語っていただく、卒業生合格報告会を実施しました。
今年度は初のブース形式とし、23名の卒業生にそれぞれの進路先に応じた20ブースに分かれ、各ブースのコーディネーター(司会)を1・2年生の有志から募集し、生徒たちだけで対話ができる形式での実施としました。
各ブースではコーディネーター生徒が進行していきます。
参加生徒からは、
「いつ頃から本格的に受験勉強を始めたのか?」
「英語の勉強の仕方、苦手科目の克服の仕方」
「推薦入試を考えているが、具体的にどんな準備をすれば良いか」
「どのように志望校を決定していきましたか」
などの勉強や受験の話はもちろん出てくるのですが、
「MSPはどのようなことに取り組んでいましたか?」
「部活をやっているが、どのように勉強時間を捻出していたか」
「趣味や息抜きはどのように行っていたか」
など探究学習や部活、日常生活の気になることなど、生徒それぞれが気になることを積極的に卒業生から聞き出していました。
逆に卒業生からも、使用していた参考書や、勉強に使っていたノートなどを持参し、勉強方法について提案してくれたり、「正直に、苦手な教科があったり、苦手な先生っていたりする?」といったような生徒達だけならではの質問が出たりなど濃密な対話の時間になったようです。(もちろん苦手から目を背けないで立ち向かっていけと卒業生はその後仰ってくれました・・・)
ブースによっては、なかなか質問が出てこないブースもあり、そんなときはグループワークを行い、質問をそれぞれ考えてから卒業生に質問するなど、コーディネーターの生徒が工夫し、対話の場を盛り上げるブースもあり、それぞれのブースで生徒達それぞれの工夫が見られ、多くの気づきと学びが得られる合格報告会となりました。
その後、放課後には座談会を行い、参加者は少数でしたが、その分こちらも濃密な座談会となりました。
勉強や進路に対する不安から、誘惑への打ち勝ち方、勉強場所などいろいろな話題を2時間ぶっ通しで語っていました。
報告会の事後アンケートでは、
「コツコツ基礎を積み上げることが大切。学力で大学を選ぶのではなく、将来、何を学びたいか、何をやりたいかで選ぶべき」
「想像の中にしかなかった受験が、一気にリアルなものになった」
「アプリやYouTubeの勉強への活用方法が知れて良かった」
などの多種多様な振り返りがありました。
コーディネーター役の生徒からも
「場のつなぎ方が難しかったが、進路についてとても深く考えることができた」
「楽しかった」
という前向きな振り返りがありました。
コーディネーター役の皆さん、お疲れ様でした!
1・2年生は4月には年次・学年がひとつ上がり、藻岩高校での学びに本気で取り組み、多くの経験や体験を通じて、自分の進路やミライと向き合い、その実現に向けて突っ走って欲しいと思います。
そして協力してくれた卒業生の皆さん、この春卒業した3年生の皆さん、卒業は終わりではなく始まり、4月からの皆さんのご活躍を期待しております。
またいつでも藻岩高校に帰ってきて、後輩達のために、皆さんの経験や体験を還元してください。
ありがとうございました。