【ディベート週間】

3/7(火)~3/16()SDS基礎「ディベート週間」でした。

ディベートは、一つのテーマについて肯定側・否定側に分れ、データ・根拠・証拠をベースにして

論戦を繰り広げます。「思考する力」のCritical thinking(批判的思考力)Logical thinking

(論理的思考力)「発信する力」のプレゼンテーション能力・質問力を育てる活動です。

 

今回は「ディベート甲子園」のルールを基本に、北海道科学大学・佐々木智之准教授にご指導い

ただき、「旭丘DS科オリジナルルール」で実施しました。

 

3/7()講義「ディベートとは」

 

 

ディベート週間は佐々木先生の講義から始まりました。

 

 

ディベートの目的やルールについて学び、意義やどんな力が身につくかを教えていただきました。

 

 

滑舌の練習もしました。

 

 

皆さんもご一緒に、30秒間言ってみましょう!

ア行:「相合傘の愛妻家に会う」

サ行:「新設 診察室 視察」

 

短く意味のある発言をするトレーニングもしました。

 

 

①お題が出る

30秒で考える

20秒で発言する

 

 

最後に、大学生の方のモデルディベートを見せて頂きました。

 

フローシートに記入しながら、ディベートの流れを確認していきます。

 

今回のテーマは、

 

「札幌はオリンピックを誘致すべきである。是か非か。」

 

 

 

「学校では紙媒体の教科書を廃止し全て電子化すべきである。是か非か。」

 

の2つです。

 

 

肯定側・否定側、どちらになるかは試合直前のじゃんけんで決まります。

自分の意見が肯定か否定かで議論する訳ではなく、双方の立場で聴衆を納得させる

論拠・データを準備して、あくまで「競技」として試合をするのがディベートです。

 

3/8()~3/15(準備

 

このディベート週間は9コマの授業(講義2・準備4・試合&振り返り3)で行いました。

 

SDS基礎(2)と国語(2)・公共(3)・英語(2)の教科横断的な取り組みとして9コマを確保して実施することができました。

 

 

 

準備です。

 

 

テーマについて、肯定的事項(メリット)・否定的事項(デメリット)を洗い出し、どんな議論の組み立てにするかを準備します。

 

学校で契約している「新聞のデータベース」や「オープンデータ」を活用します。そして、

①立論

②第1質疑

③第2質疑

④第1反駁

⑤第2反駁

を肯定側・否定側の両方の立場で準備します。

 (反駁の読み ⇒ はんばく)

 

DS科の7組と8組で8班ずつ作り、

7vs 8組で対戦します。

 

 

白熱した試合になることを期待しましょう。

 

3/16() 試合

 

試合当日です。

4教室で2試合ずつ行います。

 

 

 ・ルールの確認

 ・じゃんけんで肯定側、否定側を決める

 ・最後の打合せ

 

さあ、試合開始です。

左:肯定側 / 右:否定側 / 手前:ジャッジ

ディベートは立論からスタートします。

 ・肯定側立論→否定側質疑

 ・否定側立論→肯定側質疑

 

今回「スライドを3枚まで使用してよい」という旭丘DS科オリジナルルールを適用しました。

1年間磨いてきたデータサイエンスの力で、聴衆を納得させることに挑戦です。

 

論に対する「質疑」

 

相手の弱点を突く質問ができるでしょうか?

 

←「反駁」の前にチームで打合せ。

 

 反駁は以下のように進めます。

 ・否定側第1反駁

 ・肯定側第1反駁

 ・否定側第2反駁(議論のまとめ)

 ・肯定側第2反駁(議論のまとめ)

 

 

反駁は、相手のデータ・論拠の弱点や矛盾に対してアタックし、相手のアタックに対してはディフェンスをします。

 

相手の出方に対応して2分以内で反駁します。

 

ふ~~、終わりました。

あとはジャッジを待つばかり

 

 

 

 

↓やれることはやりました。

 【試合結果】

 テーマ①札幌は冬季オリンピックを誘致すべきである。是か非か。」

 

[肯定側]<チーム名>      [否定側]<チーム名>

●8組<キャプテン翼>     VS ○7組<森>

8<トウキオリンピック>  VS ○7組<相合傘の愛妻家>

○8組<sixSTONS>       VS ●7組<レンチンパスタニキ>

○8IOCトーマス・バッハ  VS   7<映画ドラえもん のび太と24927人のフライパンマン>

 

【試合結果】

 テーマ②学校では紙媒体の教科書を廃止し全て電子化すべきである。是か非か。

 

[肯定側]<チーム名>      [否定側]<チーム名>

7組<ポトフ>        VS 8組<毎食ブルーベリー

7<シン・中そら田>    VS 8組<バイタルコントルール>

7組<Blue tooth>      VS 8組<H3

8組<ハンドマウンドバケツ> VS   7組<たっくんズ>

 

肯定側・否定側の勝ち負けは、テーマ①2勝2敗テーマ②2勝2敗。全くの互角でした。

また、7vs8の勝ち負けも合計4勝4敗互角の勝負を繰り広げました。

白熱した戦いだったと言って良いでしょう!!

 

佐々木先生にご講評いただき、ディベート週間は終了です。講義から講評まで、ありがとうございました。

 

アンケートでは、「楽しめた」「またやりたい」「議論や意見表明の力がついた」と答える生徒が多い結果となりました。

 

ぜひ、アンケートもご覧ください。

[事後アンケート] 

[生徒の感想(全員分)]