令和2年4月8日

 
令和2年度 新入学生と保護者様へ
市立札幌開成中等教育学校PT会
会 長  加藤 幸子
 
新入生の皆さん、保護者の皆様、開成中等教育学校へのご入学、誠におめでとうございます。
PT会を代表いたしまして、心よりお祝いを申し上げます。
PT会とは小学校でもありましたPTAのことです。保護者と教職員が手を携えて学校を良くしよう、生徒の力になろうという会です。私たちPT会はもちろんのこと、先輩たちも皆さんの入学を楽しみにしていました。入学時は知っているお友達や先輩がほぼいませんので、これからの学校生活に期待する反面、不安な気持ちもあるかと思います。しかし、先輩たちは皆さんの今の気持ちを同じように経験し、先生方も皆さんの心細い気持ちを理解してくださいます。何か困った時には必ずアドバイスしてくれますので安心して話しかけてくださいね。
さて、本校は開校6年目を迎え、初めてIB生として入学した4期生が最終学年となりました。学校そのものがまだまだ進化の途中であり、試行錯誤しながらの日々ではありますが、これからの6年間は生徒同士で討論する場面がたくさん用意されています。また各分野のスペシャリストとの出会いやお話を聴く機会にも恵まれます。学びや体験を通して、ゆっくりと焦らずに自身を成長させ、アナタやmin-naとの関係性、そして、どんなわたしになりたいのかを考え続けてください。
また、今、世界中を席巻する問題が起きていますが、変化のスピードが速い現代社会では今後も、誰も経験したことのない、正解のない問題に直面することは多々あり得るでしょう。本校では、こうした問題に遭遇した時、自分で情報を集めて、評価し、問題解決のためにどのようにすれば良いのかを考え、それを表現し、実践する、という教育が日々行われています。ちょっと他の学校とは違うかもしれないけれど、これからは多様性や個を認め合う時代です。あなたらしく学校生活を楽しんでくださいね。
保護者の皆様、PTAは昨今の社会情勢の変化から、その意義や内容の可否が問われることもありますが、PT会活動が会員同士の交流や情報交換、学びの場となることで、保護者が少しでも安心を得られ、ひいては子どもの心の安定に繋がるといいなと願っています。どうぞ、皆様のこれからのお力添えをお願い申し上げます。
結びとなりますが、地域の皆様、学校関係の皆様、今後とも学校へのご理解とご協力、そして生徒へのご支援、激励を賜りますよう、お願い申し上げます。