市立札幌平岸高等学校

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【教育目標】

１.美術・デザインを中心とした専門教育を通じて、豊かな感性と基礎技術の育成をはかる。

２.多様な美的体験を通して、美術文化に貢献する態度と創造的に表現する力の育成をはかる。

３.普通科教育を通して、幅広い教養と自由に発想する力の育成をはかる。

【コース紹介】　市立札幌平岸高等学校普通科デザインアートコース（以下DAコース）は、デザインや美術に興味があり、将来は美術系の進学を希望している人に向いているコースです。一般的な普通科の高校では、芸術は選択科目で書道・音楽・美術のなかから一つを選びます。これを「芸術教科」と言います。本校DAコースは、普通科でありながら美術科で設定されている専門科目の「美術教科」を学ぶことができます。美術の専門科目を学ぶ中で、各学年では特に以下の項目に主眼を置いています。

1学年　基礎基本的な技術や知識を学ぶ

2学年　幅広い経験と見分を広め、進路意識を高める

3学年　卒業制作と希望進路に向けた活動

また、本コースは「普通科」である特色として、優れたクリエイターの育成を目指しながらも、多方面の進路に対応できるよう一般教科の学力も重視しており、幅広い進路選択に対応できる教育課程となっています。（進路実績参照）

【カリキュラム】　※太枠は選択科目、赤文字が美術関連科目

1学年

2学年 

3学年

【授業】　1年生では、美術Ⅰと構成（計週4時間）の演習授業で、デッサンの基礎、油彩、彫刻、平面構成、立体構成、Mac（Photoshopなどの基本操作）などを学びます。また、美術概論では美術史や作品制作に関する考え方などを学習します。1年生で学んだ内容を踏まえ、2年生では選択科目「絵画」「彫刻」「クラフトデザイン」「情報メディアデザイン」の4つのうちどれか一つを選び、週4時間（4つの選択科目と構成において）より各分野の専門的な学習をします。素描では基礎基本のデッサン演習、美術探求は主に大学機関と連携した授業を行っています。3年生になると、素描ではこれまで学んだデッサンの基礎基本をさらに発展させた応用的演習、ビジュアルデザインではデザイン分野でのより専門的で実践的な学習、美術Ⅱでは芸術表現のジャンルを横断する課題制作を行っていきます。そして、4分野で学んだことを生かしそれぞれが卒業制作に挑みます。11月には3年間の集大成として、卒業制作展を開催しています。

【美術部】　美術部は石狩管内の高校ではかなりの大所帯で、部員数は80名を超えます。ほとんどがDAの生徒ですが、普通コースの生徒も各学年1～2名在籍しています。活動運営は生徒主体で行われ、高文連や道展U21など作品発表の場に向けて制作をしています。また、授業での課題や外部機関との連携企画に向けた制作の時間としても活用しています。普通の高校と大きく違うのは、5名の美術の教員がいることです。美術には決まったルールや確立されたマニュアルなどがありません。人にとって美術は、その考え方や捉え方において同じものと全く違うものが混在する世界です。平面作品、立体作品、ファッションやアニメーションなど、生徒それぞれが興味のあるジャンルに関して複数の先生と話をすることで、視野を広げることができると思います。

【行事】　今年度は様々な行事がコロナの影響で中止や延期となりましたが、計画として4月から平均月一回のペースでデッサンセミナーを開催しています。それに関わって、年3回デッサンコンクール（6月・9月・12月）を企画し、技術力の向上を目指しています。6月は1年生宿泊研修。7月、全校生徒が盛り上がる学校祭がありますが、ステージ発表や教室展示などで毎年DAの強さが目立っています。8月は高文連石狩支部大会があり、美術部員は5月6月ころから作品制作を行い、他校の美術部の作品と一緒に展示され、刺激を受けたりがっかりしたりしているようです。9月は体育大会、10月2年生は見学旅行、11月はDAコース卒業制作展。12月は、2年生の授業の一つ北翔大学との連携企画ファッションショーが開催されます。2月には、平岸高校美術展を札幌市民ギャラリーで予定しています。また、年度末には希望者を募り、海外美術研修として来年度はフランスを計画しています。

【進学実績】

DAコース8-13期 

【入学案内】

http://www.city.sapporo.jp/kyoiku/top/school/senbatu/index.html