メタンハイドレートに迫る

 

目的

ロシアのウクライナ侵攻に端を発する国際情勢の不安定化でエネルギー価格が高騰している。

資源の多くを輸入する日本にとって、生活や産業を揺るがす大問題となっているが、そんな

日本近海には「メタンハイドレート」が大量に存在しており国産資源として注目されてきた。

今回は、メタンハイドレートを利活用するための研究や技術開発と課題を学ぼう。そして、

メタンハイドレート研究を進める産業技術総合研究所北海道センターを見てみよう。

 

  講師 国立研究開発法人産業技術総合研究所エネルギー・環境領域エネルギープロセス研究部門

 

メタンハイドレート生産技術グループ 研究グループ長 神 裕介 様

北海道センター 産学官連携推進室 連携主査     佐々木 皇美 様

場所  産総研 北海道センター

日時  2022 1222日(木) 13:0014:30(予定)

事前学習:12/19(月)

事後学習:クラスルームを用いて課題とアンケートの提出

 

内容  ・産総研及び北海道センターの説明

            ・メタンハイドレート研究の見学・説明・質疑応答

    ・全体を通しての質疑応答 (※内容には変更の可能性あり)

 

 

 

■事前学習の様子

1219() 【事前学習】

 

①メタンハイドレートとはどんな物質か

②日本のエネルギー自給率について

③日本のエネルギー基本計画について

を調べます。

 

びっしりと書いて発表してくれました。

 

■講座当日の様子

1222()【講座】

 

冬休み初日。産総研の「エネルギー・環境領域 エネルギープロセス研究部門」を8名の生徒が訪問しました。

産学官連携推進室の佐々木さんが、産総研について説明してくださいました。

 

全国に11の拠点があり、「エネルギー・環境領域」「情報・人間工学領域」「生命工学領域」など7つの領域からなる国立の研究機関です。

研究グループ長の神さんです。

 

・国産エネルギーの開発を試みる意義

・日本近海のメタンサイドレートの分布

・取り出し技術の開発過程

・今後の展望

 

などなど、派生する様々な話題を説明してくださいました。

 

 

 

 

メタンハイドレートの分子模型

 

黄色のブロックは水分子です。水分子の籠の中にメタン分子1個が閉じ込められたような構造をしているそうです。

メタンハイドレートを触らせて頂きました。

 

耳元に近づけるとパチパチという音がします。

(・□・;)

火をつけると淡い青色の炎が。

幻想的な色でした。

水に入れるとシュワシュワと溶けていきます。

このあと、いろいろな質問に答えていただきました。

 

年末のお忙しい中、ありがとうございました。

 ■事後アンケート、感想は後日掲載します。